悩みの解消法

人生指南書の古典、カーネギーの「道は開ける」をゲットしたので、読み進めています。

道は開ける 新装版

道は開ける 新装版

せっかくなので、「道は開ける」を読んだ読書日記を書いてみようかと思いつきました。

PART3「悩みの習慣を早期に断とう」の「6.心の中から悩みを追い出すには」より。

不安で一杯な時、その不安が不安を呼んで押しつぶされそうになることがあります。まさしくマーフィーの法則です。
自分自身が勉強でも仕事でも不安があるとき、どうするか?

がむしゃらにその勉強や仕事に取り組んできたのです。一生懸命にやっていると、不安を感じている暇が無いので、いつもそうしていたわけですが。

「道は開ける」の「6.心の中から悩みを追い出すには」の章を読んでみて、そうか!と腑に落ちました。

要約すると、


忙しい状態に身を置けば、心の中から悩みを一掃できる
というものです。

これは、


人間は「一つ一つを《交互に》考えることは出来ても、二つを同時に考えることは出来ないはず。これと同じことが感情にも当てはまり、一方で楽しく夢中になりながら、もう一方で暗く沈むことは出来ない。
という人間の一種の限界から来ているようです。

忙しく働いたり勉強したりして忙しくしていれば、悩んだり悔やんだりしている暇は無いはずで、どうやら知らず知らずのうちにこれを実践していたようです(しかも、一生懸命に取り組むことで、それなりの成果も出て、いつの間にかハッピーな気分になっていたりします)。

このように忙しい状態に人を置くことは、「作業療法」とも呼ばれているようです。今も同様の療法があるかどうかは分かりませんが、70年代のアメリカでは実際に精神病の患者の治療に使われていたようです。そして、もっとも安価な治療薬だと。

カーネギーは「「6.心の中から悩みを追い出すには」の章末で


忙しい状態でいること。悩みを抱えた人間は、絶望感に打つ負けないために、身を粉にして活動しなければならない。
と締めくくっています。

これからも悩まないようにがむしゃらに忙しくしておこうと思った今日でした。